思い出は誰のため?
妻の病気が分かってから
転移が分かってから
余命を伝えられてから
体調と相談して可能な限りではあったが
妻が行きたいと言った色んな所に行った
美味しいものをいっぱい食べに行った
息子との写真をいっぱい撮った
たくさん息子の将来の話をした
ありったけの愛を伝えた
全ては妻の為に…
生きているうちに出来ることを…
そう思っていた
でも違った
妻の為にと思っていたこと…
妊娠中に妻が乳癌になり、
約2年の闘病の末に他界。
泣き虫パパが記す、
強く、格好よく、明るく生きた妻が遺した
大切な息子との日々。