決断
悩んだ。日数にして3日ほどだったが、72時間の殆どをかけて悩んだ。誰に相談しても『危険』『胎児に何かあったらどうする?』『誰が責任をとるんだ?』『やる必要があるのか?』否定的な意見しかなかった。そして私自身も何も言えなかった。『少しでも長く生きたいから、やるよ』『赤ちゃんのことは先生を信じるしかない』妻が言った。子供を産むのも、抗ガン剤治療するのも妻。私に出来ることは、側にいること。そして妻の決…
妊娠中に妻が乳癌になり、
約2年の闘病の末に他界。
泣き虫パパが記す、
強く、格好よく、明るく生きた妻が遺した
大切な息子との日々。